水虫(白癬菌)対策

 

白癬菌は人間の皮膚に含まれるたんぱく質(ケラチン)を栄養分にして増えるカビの一種です

体の表面(表皮)だけで増えるので、白血球やマクロファージなどの免疫が戦えません。

体の内側(真皮)まで届くとかゆみを感じます

 

●角質除去

繁殖すると、皮の新陳代謝を遅らせて表皮の角質を硬化して巣にします。

まず硬くなった角質を除去して白癬菌の巣の破壊が必要です。

薬品、対策物

成分

注意点

ムトーハップ、
石灰硫黄合剤

硫黄

(角質除去能力は最強?)

濃いと癌リスク、

ムトーハップ販売自粛中…

竹酢液、木酢液

酢酸、タール

濃いと癌リスク

軽石

 

こすりすぎると出血、痛み

エフゲン

ウンデシレン酸

?不明

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 


●殺菌

角質()が取れたところに殺菌が効果的です。

白癬菌(カビ菌)は、胞子を残し、しつこいので根気よく長期間(2ヶ月以上)の殺菌が必要です。途中でやめると薬に耐性を持ってしまう可能性もあります。

(かゆ)くなくなっても、広めの範囲をしつこく複数の薬品で殺菌してやっつけてやりましょう。

薬品、対策物

成分

注意点

ドライヤー、熱湯、砂浜

6010分の熱で死滅

火傷に注意

消毒用アルコール

高濃度アルコール(エタノール)

 

うがい薬

ヨウ素

黄色くなる

クエン酸、お酢、
カビキラー

酸(白癬菌は酸性環境が嫌い、アルカリ性環境は好き)

強い酸に長時間つけると、皮膚もダメージ、かぶれる

ラミシール、

エクシブ、

ダマリングランデ

塩酸テルビナフィン

(皮膚科と同じ成分、

市販品では最強?)

医薬品、少し高い

ブテナロック、

オノフェB水虫液

塩酸ブテナフィン

医薬品

スコルバ

硝酸オキシコナゾール、塩化ベンザルコニウム

医薬品

ウィンダム

ラノコナゾール

医薬品

ラマストンプラス

シクロピロクスオラミン

医薬品

タムシチンキ、ダマリン

ルーフ水虫薬

硝酸ミコナゾール

ジェネリック医薬品

 

ピロエースW

ピロールニトリン(抗生物質)、クロトリマゾール

医薬品

濃いお茶

カテキン、ポリフェノール

これだけでは効果は薄い

ウェルパス、リンス、柔軟剤、トローチ

可逆石鹸(塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム)

 

オロナイン

グルコン酸クロルヘキシジン

 

紫外線

紫外線

長く浴びると癌リスク

十円玉

銀イオン、銅イオン

繁殖防止

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


●予防

治った水虫は、またうつらないようにしましょう。           

白癬菌は高湿度が大好きです。梅雨〜夏の時期に再発や症状悪化することがよくあります。靴下をよく取替え、通気性の良い靴にするなど足の湿度を下げること注意しましょう。

一日一回は足を洗いましょう。白癬菌が定住している他人の垢が24時間以上付着することで感染します。足をきれいにしていれば感染を防ぐことになります。

 

乾燥(ブーツや革靴などは風通しの悪い)

洗浄、殺菌(薬用石鹸)、部屋の掃除(落ちてる垢の除去)

靴や靴下の洗浄や乾燥や殺菌(皮膚には使えない強力な殺菌剤…塩素系漂白剤)

肌を弱酸性に保つ(普通の石鹸だけではアルカリ性なので注意)

 

 

●痒(かゆ)み止め

 

薬品、対策物

成分

ラミシールプラス、
ピロエースW
ダマリン

クロタミトン

ピロエースW

タムシチンキ、

ダマリン、

ラマストンプラス

リドカイン

ピロエースW

l-メントール

エフゲン、

タムシチンキ

サリチル酸

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


           

 

 

●肌の保護、保湿、角質軟化

 

ダマリン       尿素(保湿)

エクシブ       セタノール(保湿)

エクシブ       スクワラン(角質軟化)

 

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